多田ワイン物語2014年・・ワイナリー開設の準備

葡萄の芽

2年後を目標にワイナリー開設の準備を進めているところです。国内のワイン事情は、ワイナリーの数も増えており、販売には工夫が求められています。品質的には、北海道以外の地域では、異常気象による高温障害等でぶどうの品質の低下が著しいようです。その点、北海道がワイン用ぶどうの適地になりつつあります。当農園は、ピノ・ノワールとシャルドネ、メルロを栽培しています。特にメルロは北海道の気候ではうまく育たないと言われています。要するに熟し切れないわけです。栽培期間中の積算温度が足りないのが原因です。昨年、初めてメルロを収穫しました。醸造家のブルース・ガットラヴさんに醸造をお願いしました。ブルースさん曰く、いままで北海道のメルロでいいメルロにであったことがないとのことでした。ブルースさんは、当農園のメルロに期待をしていました。なぜなら、上富良野は盆地で夏場の最高気温も高いからです。しかも、石の多い畑に植栽しました。ブルースさんの予想どおり、品質がいいメルロを収穫することができました。

昨年は、9月中旬から収穫期まで雨が多く、曇り空でしたので、道内のワイン用ぶどうの糖度は低めでした。当農園のメルロも同じく少し低めでしたが、ぶどうについている野生の酵母で無事、アルコール発酵が終わり、ワインになりまし9月のピノ・ノワールた。でき具合もいいとのことです。北国のワインの特長としては色が薄めで酸が高くなります。その酸を化学的に中和するかどうするかということになりましたが、私は、自然のままでその酸もこの地の特長として味わってもらうことにしました。ブルースさんも同感でした。先日、澱引きを行い、順調にいけば8月に瓶詰の予定です。ピノ・ノワールも品質がいいワインになってきています。昨日(5月17日)、アメリカ、カリフォルニアのサンフランシスコから車で2時間東に行ったところにあるワイナリーのオーナーが訪ねて来られました。2,012年ピノ・ノワールを試飲されましたが、何度も「Good」と言っていました。ワインの専門家からポテンシャルが高いとの声もいただき、大変、励みになります。平成28年度が、ワイナリー開設の年として準備を進めています。新たな投資が必要になりますが、既存の倉庫を利用して必要最小限の設備投資でスタートしたいと考えています。
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